寒いと膝が痛くなります

スコヤマ「寒いぜ!急に寒いぜ

「うん、雨も多いし、秋晴れはどこ行ったのかねぇ」
スコヤマ「もうコタツ出せ!鍋も食うぜ!熱燗で頼むぜ!

「お酒はダメだよスコちゃん」
スコヤマ「ケチくせーなー。なんにしても寒いな。やってらんねーぜ

「うん。そろそろ股引をはかないと風邪ひいちゃうね」
スコヤマ「秋の味覚はこの寒さでやられやしないだろうな?いっぱい食べたいものがオレにはある!

「かっこ悪いことを、かっこいい感じに言わないでよ」
スコヤマ「キノコ鍋食いたいんじゃー!タモギタケとかマイタケとかいっぱい入れたやつ!

「興奮しないでよスコちゃん」
スコヤマ「腹いっぱい食って、ゴロゴロするのがオレの仕事だぜ!早く食わせろ!そして寝かせろ!

「そんなことしたら胃がひっくり返っちゃうよ」
スコヤマ「胃捻転ってやつだな。大丈夫だ。オレは内臓の位置をずらすことができるからひっくり返ったら、逆側にひっくり返して元に戻してやるぜ!

「かっこいいね、内臓が動かせるなんてジャンプに出てきそう」
スコヤマ「そういえばこないだ捻転した子が来てたみたいだな

「そうだね、その子は胃じゃなくて他の部分だったんだけどね」
手術画像になるので少し開けます
元気や食欲がないとのことでレントゲンや、エコーを行った結果、胸水が溜まってのが確認できました。胸水が溜まる原因を確認したところ、エコーで肺捻転を第一に疑ったため、CT検査センターに撮影をお願いし、検査結果より肺葉捻転と診断され、その日のうちに外科手術を実施しました

開胸時に捻転の結果うっ血した肺が退縮せずに膨らんだ状態で視野が狭くなおかつ周辺に癒着してるので丁寧に剥離をしていきました

癒着をはがして、肺に可動性が出てきた状態です

捻転していた肺を切除した後の状況です。正常肺と比べると捻転した肺とは大きく異なるのがわかると思います

切除した肺です
スコヤマ「肺がひっくり返ってんねんな

「急に関西弁だね」
スコヤマ「せやねん。肺捻転になってんねんな

「そうだね。状態も悪そうだったし、たぶん痛いんだろうけど。術後翌日からご飯も食べてくれて反応は良かったよ」
スコヤマ「ホンマか、えかったのう

「嘘くさいからもうやめてよ」
スコヤマ「こないだ再診に来てたけど、胸水はまだいくらか残ってるけど、状態はすごく良くて胸水を抜くほどではないからそのまま経過観察になったんだよな

「うん。術前はかなり状態が悪そうだったけど、若いっていいね!こんなに早く元気になるのねって感じだったよ」
スコヤマ「原因はなんだ?」
「病理検査の結果では腫瘍とかはないみたいだから、特発性じゃないかな」
スコヤマ「まあ、元気になってくれてよかったな

「胸水がこのまま溜まらずにいてくれることを願うよ」
スコヤマ「ところで猪木の訃報が届いたな

「そうだね、特別ファンじゃないけど、やっぱりかっこいいよね」
スコヤマ「猪木の名言といったらこれだよな

「最高だよね」
スコヤマ「オレもこの精神でデカ盛り料理食べてるからな。注文してこれ食べきれますか?とか聞かれるとビンタして、おんなじこと言ってるぜ

「猪木を汚さないでね

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