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僕のおしごと

こんにちはハリーです。




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昨日は調子が悪いワンちゃんのために、輸血用の血液をあげました。

僕と相手の子の血液の相性も良かったみたいです。その後におこなった手術も乗り越えてくれて、今は入院治療中です。






ところで、全然話は変わりますが、最近毛を刈りました。チャームポイントはシッポです。ライオン風に仕上げてもらったんですがどうでしょう?かっこいいですか?

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またもハリー君の登場です。供血犬としてがんばってくれました。





続いて主役の登場です。今日は質問攻めです。

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スコ「何で手術したの?」

「脾臓という臓器が裂けてお腹の中で出血してたんだよ」

スコ「何で裂けたの?」

「脾臓に腫瘍ができて、それが膨らみすぎて裂けたみたいだね」

スコ「写真とかないの?」

「あるよ。ホルマリンにつけた後のものだから少し縮んでるんだけどね」

スコ「何でホルマリンに漬けるの?」

「しこりがあった場合それが良性の腫瘍なのか、ガンなのか、はたまた全く別のものかどうかを調べるには、病理検査をしなくちゃいけないの。そのためにホルマリンに漬けるんだよ」

スコ「ふ~ん

「自分から聞いといてあまり興味が無いみたいね。血とか苦手な方は、次の写真はご遠慮ください。」














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画像に写っている黒っぽいものが脾臓と呼ばれる臓器で、色調が変わって白い瘤のような部分が問題のしこりになります。このしこりが今回は複数ありボコボコしている感じでした。

脾臓自体が非常に血管に富む臓器のため、破裂の状況によっては致命的なときがありますが、幸い今回は一大事になる前に手術を行い、何とか乗り越えてくれました。

破裂による出血もそうなんですが、この脾臓にできる腫瘍は悪性のものが多く(70%ぐらいが悪性といわれています)悪性の中でも血管肉腫と言われるものは、血液の凝固不全を起こす可能性があり、(血が固まらない状態です)血がとまらずに、手術後に容態が急変する事もありますが、今回はハリー君の血液のおかげで大丈夫なようです。



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スコ「ハリーもなかなか役に立つんだな

「今回は大活躍だったね。」

スコ「まぁ、オレほどじゃねえけどな

「あれ?スコちゃんなんかしたっけ?」

スコ「あぁ。オレは入院してるやつらの見回り担当だからな。

「そうなの?いつも私が見回りに行ったときはスコちゃんグッスリ夢の中じゃない」

スコ「あれは、、、まぁ、その、寝たふりよ

「そうなんだ。まぁこれ以上の追求はやめとくよ。その気持ちだけで十分だから」

スコ「いや、なにそれ?すごい嫌な感じ。ちゃんと見回りしてるって!

「はいはいありがとね
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乳腺のしこり

今回は乳腺腫瘍の話です。女の子の病気と思われがちですが、実は男の子にもできることがあります(ごくごくまれですが。)
動物病院ってやたらと避妊とか去勢手術勧めるよなぁ、と思ってらっしゃる患者さんも多いと思いますが、
避妊手術を行う事によって乳がんになる確率や乳腺にしこりができる確立をググッと抑える事ができるので
多くの動物病院では避妊手術を勧めるのです。

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スコ「じゃあお前は今すぐ盲腸取ってきてもらえ!」

「それは嫌だよ。実際みんながみんな盲腸炎(虫垂炎)になるかどうかわからないしね」

スコ「だったらみんながみんな乳がんになるかどうかわからないんだから、避妊とかする必要ないんじゃないの?」

「いや、避妊をすることによって、明らかに乳がんになる確率が減ったって言う統計があるんだよ(時期にもよります)。スコちゃんの考え方だったら、乳がんにならないために乳腺を全部取っちゃえって考え方でしょ?」

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スコ「統計とか難しいことはわかんねぇ


あらあら、いじけちゃって


生きていくのに必要でない臓器なんて無いはずですが、コンパニオンアニマル(ペット君のことです)として人間と暮らしていくという特殊な状況では、避妊去勢の必要性は今後増していくのではないかと思います。

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スコ「割とうまくまとめたな

「ありがとうございます。どうして小さくなっちゃったの?」

スコ「俺にもよくわかんねぇ

おてつき

今日は釣り針を飲んでしまった子が来院
すぐに撮ったレントゲンが次の写真ですturibari xray[1]_convert_20111009175939
少しわかりにくいですが、矢印の左斜め上に写る白い逆Jの影が釣り針です。
オーナーさんと相談し、胃の中に釣り針がありそうなので、リスクも説明した上で吐かせる事に。
催吐処置を行い大量の吐物をレントゲン撮影したものが次の写真
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矢印の近くにJの字の釣り針を確認。吐物の中を探って、つり針を発見しました。
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取れた釣り針です。非常に小さなものですが、胃や腸に刺さってしまうと腹膜炎の危険性もありますし、吐かせるときに食道にひっかかってしまう可能性もありますが、今回は何事も無く吐いてくれました。

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「食いしん坊のスコちゃんも気をつけなくちゃね」
スコ「オレは食べねーよ

歯の汚れ

今日はスコちゃんの入浴シーンからスタートです。
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右見て
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左見て
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ビシッと決める!
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スコちゃんは諸事情により、定期的にお風呂に入る必要があるのですが、その諸事情については来院
したときに本人の口から確認してみてください
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スコ「もちろん有料だぜ」
「何言ってんの?」

いつもと逆で、ここから本題なのですが、本日は歯石除去のためにエマちゃんが来院しました。
10歳と高齢のため、オーナーさんも心配だったようですが、血液検査の結果、肝臓に若干の
負担が見られたため、エコー検査も実施。
特にエコー上は大きな異常が見られず、オーナーさんに確認したところ、人間の食べ物を与えてるとの事
まずはその習慣をやめるように指示し、歯石の処置を全身麻酔下で実施。処置中は大きな異常も無く無事退院
の運びとなりました。
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写真はエマちゃんとハリー君。お互いわれ関せずという感じです。
高齢は病気ではないので、10歳を超えたら麻酔は心配と言う方も多いかと思いますが、その子に合わせた
麻酔処置を行う事によってその負担を少なくする事はできます。年齢で躊躇してしまい手遅れと言った事になってしまう事が無いように常に気を配った麻酔を考えています。

最後は、どアップスコちゃんですよ
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