忘れてました

スコ「いや～時間がたつのは早いね～。もう十二月だよ。師走師走」

「そうだねぇ。年々時間がたつのが早くなるよね」

スコ「ほんとだな。ちょっと前まであんなに暑かったのに、今は寒くてたまらねぇよ」

「うん。今年は特に寒いねぇ」

スコ「そうだな、寒いと腰や膝が痛くてね。俺も年かな」

「うん。写真はないんだけど、今回は膝の手術について話するね」

スコ「おっ！うまくつなげてきたねぇ」

先日は大型犬の子で膝の手術をお伝えしましたが、今回は小型犬の子での話です。小型犬でトイプードルちゃんやチワワさんなどで膝蓋骨内方脱臼という病気が多く見られますが、今月はこの手術が続いてありました。

何気ない健康診断で来院したときに膝のお皿が脱臼してますよとお伝えすると、多くの方が驚かれますし、実際に皆が皆、痛がったり、歩き方がおかしいというわけでもないので経過観察される方が多いですが、何かのきっかけで（たとえば転んだり、激しい遊びをしたときなど）後ろ足を引きずったり、あげっぱなしにしたりといった症状が見られるようになります。

スコ「ふ～ん。そういや包帯巻いて入院してたやつを見かけたなぁ」

「うん。手術後腫れないように包帯巻いてたんだよ」

スコ「ふーん。それで歩けるようになるの？」

「うん。膝のダメージがそれほど大きくなければまず大丈夫だと思うよ」

スコ「ふ～ん。ほんで何でこんなタイトルなの？」

「いや、動物病院カレンダーを注文するのを忘れちゃっててね」

スコ「何それ？」

「いや、年末だし、今年一年のご愛顧に感謝して患者さんに渡す用のカレンダーをよく動物病院で作るのよ。その発注を忘れててね。今年中に間に合うかしら？」

スコ「おお！アイドルカレンダーみたいな奴ね。じゃあオレが表紙なの？」

「いや、ちょっと違うんだけどね。まぁ説明がめんどくさいからそれでいいよ。」

スコ「ほほぅ！これはビジネスチャンスだな。オレが表紙で、KRNのメンバーを使ってカレンダーを売り出せば軽く100万部は売れるだろ。そうなりゃ、ウハウハだな！」

「スコちゃんなんかまた変なこと考えてるの？ブツブツ言ってどうしたの？」

スコ「よしっ！お前！今すぐ俺たちの写真使ってカレンダー作って来い！」

「何言ってんの？無理だよカレンダーなんか作ったことないし。」

スコ「ばかっ！これはビジネスチャンスなんだよ！今ならパソコンでチョチョッとやれば作れるんじゃないの？」

「ええっ？なんかよくわかんないけど、すごい勢いだね。わかったよ最近時間が空いてるから今までのスコちゃん写真使ってちょっとやってみようかな」

というわけでどうなるかわかりませんが、年内にカレンダーが来れば、先着でお渡しできると思います。

スコちゃんカレンダーの件は、単なるスコちゃんの思い付きです。期待しないでください。



スコ「やっぱり表紙はこの写真だな」

脾臓

スコ「この間は随分バタバタしてたな」

「うん。輸血が必要な緊急手術がはいったもんでね」

スコ「へぇ。また脾臓だったんだ」

「うん。今回は破裂はしてなかったんだけど、腹水が溜まってて、貧血もあったから輸血したの」

スコ「写真はあるの？」

「うん。結構見た目がすごいから少し行をあけるね」














すごい大きな腫瘍でおなかの中の大部分を占めてます。指で示してるところは腹水になります。



丸で囲んでるところが腫瘍なんですけど、お腹の中に隠れてる部分もあって実際はもう少し大きいです。



実際取ったものの全貌になります。



黒い線で示してるところは肉眼上は正常に見える脾臓で、水色線で示しているところは腫瘍部分になります。

スコ「すげぇな。これがおなかの中にあったのか」

「うん。重さを量ったら、2kgあったね。それでもちょこちょこ食べたりとか、元気ではあったみたい。近所の人にお腹が膨らんでるんじゃないの？って言われて病院に着たんだよ」

スコ「これが破裂したら大変だったろうな。今は隣で寝てる奴がそうだろう？」

「うん。熱もなく落ち着いてるねぇ」

スコ「まぁ、とりあえず良かったな」

「そうだねぇ。まぁ状態もよさそうだから、このままもう少し預かって退院かな。」

スコ「今日はまじめな内容だな」

「そうだね。スコちゃんから特にないの？」

スコ「今日はオレもなんもねぇな」

「ほら、アイドルがどうとかこうとか。」

スコ「まだ、他のメンバーの応募がねぇんだよ」

「あと45人は難しいよね。もうあきらめたら？」

スコ「うん、実際飽きてきたしね」

「やっぱりね」