動脈管開存症

スコヤマ「徐々にあったかくなってきたな。気持ちがいいぜ」

「雨が続いてるから、洗濯物がちょっと困るんだよね」

スコヤマ「それでも寒いよりはいいさ」

「そうだね、スコちゃんは服着ないし」

スコヤマ「男は裸一貫で勝負よ！さあごはんでも食べよう」

「その前にこないだきた子の話をさせてよ」

スコヤマ「えー、ご飯食べた後でもいいじゃん」

少し間をあけます




















今回は生まれつきの血管の異常についてのお話です






青い線で示しているのが神経で今回問題となってるバイパス血管を縛る際に邪魔になるので糸を使ってよけてます
緑の線で示してるのが肺に向かう血管とお腹の方に向かっていく血管です
その間に小さな紫線で示してるものが、今回問題となってる血管です

病気の名前としては‘動脈管開存症‘と言われるもので、お母さんのおなかの中にいるときには重要な血管が、出産後閉じずに残ってしまう病気です。





血管を縛った後です。この血管が出生後も残ってしまうことによって、本来の血液の流れと大きく異なることにより発育が悪かったり、将来的には命にかかわるような事態になってしまいます。

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動画です。画質悪く写真とは反転してるので逆になりますが

スコヤマ「ふーん。生まれつきの心臓病なのね。オレの耳が曲がってるのも生まれつきなんだけど」

「スコちゃんの場合はミミが汚れやすいってぐらいだし、そこがまたかわいいんじゃない」

スコヤマ「おっ！いいこと言うね。そうなのよ、オレはコロコロ丸くてかわいい顔してんのよ！」

「この病気の場合は手術しないと半数の子が一年以内に亡くなっちゃうし、手術がうまくいけば、今後ほぼほかの子と同じように寿命が全うできるから、なるべく早いうちに手術した方がいいの」

スコヤマ「うまくいけば万々歳ってやつだな」

「そうだね。無事終わって、翌日からご飯も食べてたし。二日後には退院してったよ。」

スコヤマ「チビだったからな。体重1kgだったけど、無事終わってよかった。生まれつきの心臓病っていえば、オレは三杉淳を思い出すけどな」

「あ～、キャプテン翼の。天才プレーヤーね。30分ぐらいしか試合に出れないんだよね。」

スコヤマ「そんな病気あんの？最終的に治っちゃってるし。ガラスのエースっていう設定台無しにしてるじゃん」

「うーん。人の病気はよくわかんないな。まぁジャンプだし。それ言い出したらきりないよね。スカイラブハリケーンとか」

スコヤマ「まぁ、そうか、、、ジャンプにいろいろ言うのは野暮ってもんだよな」

「うん、どういう状況かわからないし、どういう意味があるかわからないけど、日向小次郎がこんなことになってるよ」



スコヤマ「すげーな。バランス矯正ギプスって自信満々の顔で言ってるけど、変態にしか見えねーな」

「うん。前後の経緯はよくわからないし、効果もあるのかどうかわからないけど、まぁ、なんかすごそうだもんね」

スコヤマ「大リーガーのあれと言い、今回の日向小次郎と言い、日本のスポーツはクレイジーだな」

「スポーツ漫画だからねスポーツじゃないよ」

スコヤマ「クールジャパンなんていうけど、クレイジージャパンの方が、こと漫画の方はあってるんじゃ
ねーのか！」

「でも子供の時は、あんなに楽しみにして待ってたのにね。毎週毎週の発売を。」

スコヤマ「それが大人になるってことだろ。そして今回の手術で、この子は大人になる未来を手に入れたってことだ。うまくまとまったな！」

「うん。もう終わります」