寒い

スコヤマ「今年の冬はそんなに寒くないからいいなーと思ってたらこの雪だよ!

「そうだね、明け方ぐらいから降って、その後 雨って一番嫌な雪の降り方だね」
スコヤマ「そうだよな!道は雪でぐちゃぐちゃ!雪かきしても水を吸ってスゲー重いし!

「早く雪解けしてほしいね。お昼からは晴れるみたいだけど}
スコヤマ「だったら雪降んなよ!

「まぁまぁ。お天気ばっかりはしょうがないじゃない」
スコヤマ「そうか。まぁ、オマエがそう言うなら許してやるよ

「ありがとね」
スコヤマ「今回だけだぞ。で今日は何だ?暇だからブログ書いてんだろ

「ヒマってやめて。今日は脊髄のお話です」
手術画像が出るので少し間をあけます
ダックスさんで、椎間板ヘルニアかしら?というような症状が見られたので(後ろ足がふらついてちゃんと立てない)オーナーさんとお話ししてMRI撮影を行ったところ脊髄を背中側から圧迫する構造物があるとのことでした
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MRI後に歩き方を動画で撮影してます。後ろ足がふらふらし、しっかり立てません
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今度は術後の動画です。背中の傷が痛々しいですが後ろ足を使って最後はジャンプしてます


実際の手術時の写真です。下の写真で緑の線と黒の線で囲ってるところで色味が変わっているのが確認できます

脊髄を覆っている硬い膜を切開し脊髄神経を確認してるところです

硬い膜を周囲の組織に括り付けて、また蓋をしないようにしています
スコヤマ「これは術後の反応が良かったな一週間程度できっちり歩いてたからな

「そうだね。オーナーさんも喜んでたし」
スコヤマ「結局診断としては何だったんだ?

「今回はくも膜嚢胞を疑っての手術だったんだけどね。術中の写真では分かりづらいんだけど、一枚目の写真は肉眼で見ると脊髄神経が硬膜下で圧迫されてるのが分かったのよ。で、硬膜切開した時に中から水が大量に出てきて、それは嚢胞の中に貯まってた水なんだけど、その水ぶくれが硬膜と脊髄の間にあったことによって脊髄神経が圧迫されて神経症状が出てたのよ。今回はその嚢胞をこそいで取って、硬膜を切って蓋をしないようにして、再発を防いでるっていう感じの手術」
スコヤマ「説明が長い!狭い部屋で大きなソファー買ったら居場所がなくなったってことか?だから壁を壊して広いワンルームにしたら快適に過ごせるってことか?

「それだと大きなソファーが嚢胞で、そこに住んでる人が脊髄神経、狭い部屋が硬膜っていうことね」
スコヤマ「まぁなんとなくわかったよ。歩き方見てもいいみたいだし。こないだの再診でもしっかり歩いてたもんな。ところでなんでこんなもんで来たんだ?

「うーん。先天的にも後天的にもできるみたいだからね。今回に関してはどっちかは分からないけど」
スコヤマ「まぁ、しっかり歩いてるみたいだしよかったな

「うん、ダックスさんで、後ろ足がふらふらっていうと、椎間板ヘルニアかな?と思ってしまうけど、今回は違ったね」
スコヤマ「MRI様様だな。色々と便利な世の中になったもんだ

「うん、それでもわからないこともいっぱいあるからね。今後もしっかり勉強していきます」
スコヤマ「そうだな。お前はしっかり勉強して、オレはうまいものを食う!

「いや、スコちゃんも勉強してよ

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