ヤマタツに憧れて髪を伸ばしてます

スコヤマ「あったけーなー。桜もあっという間に散っちゃったし時間がたつのは、はえーな

「そうだね。今年の夏は暑そうだね」
スコヤマ「オレには暑かろうと、寒かろうとカンケーないね。常温のホテル暮らしよ

「いい身分だね。部屋の掃除もしてくれるし」
スコヤマ「なーんもすることない。食って寝るだけ。暇つぶしに仕事してるぜ

「入院中の子の話し相手になってるのね。ありがとうね」
スコヤマ「いいってことよ。そういえば先月、尿管の手術した子がいたな」
「そうだね。尿管結石を取った子だね」
スコヤマ「少し間を開けるぜ!」



一枚目と二枚目は鉗子で尿管を示しています。今回の子は後大静脈後尿管という先天性の異常を伴っており、後大静脈という血管の後側を尿管が走行しているというものです。レントゲンで尿管結石は確認できており、エコー検査でも今回の後大静脈後尿管の可能性がありそうかなというあたりをつけての結石除去を中心とした手術を考えていました
三枚目の写真は結石を取った後、尿管縫合後の写真です
スコヤマ「尿管閉塞からの急性腎不全はちょこちょこ診るようになってきたな」
「そうだね。今回の子とは別に、急性の腎不全の猫ちゃんが少し前に来たからね。その子も後大静脈後尿管だったね」
スコヤマ「後大静脈後尿管ついて、報告があって猫では意外と少なくないんじゃないかって話だしな。今回の子は結石除去で、その前の子は腎瘻チューブを入れたんだよな」
「そうだね。尿管を膀胱につなぐ方法もあるけど、今回の子は結石一つで取れば改善が見込めるからその後は食事療法で対応、場合によっては、膀胱とつなぐっていうお話をして、手術に臨んだんだよね」
スコヤマ「昨日、結石の確認の為、一か月検診に来てたな。レントゲンでも尿管結石がないことも確認できたし、食事療法もうまくいってるみたいだし。全部オレのおかげだな

「そうだね。術後スコちゃんが話し相手になって食事療法の大切さを、その子に教えてくれたからだろうね」
スコヤマ「まあ、良かったな。オレのおかげでよくなって。そういえばこないだアメオがまた来てたな

「うん。歯石取りと一緒に、最近よく吐くから検診も兼ねてね」
スコヤマ「そうか。なんかあったのか?

「胆のうのトラブルだけど、お薬飲んでよくなると思うので、良かったよ」
スコヤマ「そうか。良かったな


スコヤマ「怯えた顔してんな

「検査前だからね。前の病院にいたときは我が物顔で歩いてたけど」
スコヤマ「今はオレが王様だからな。でかい顔して歩いてたら、おしりに咬みついてやるぜ!

「王様の前から大きな顔してたもんね二つの意味で」
スコヤマ「うるせーよ


お風呂嫌いの王様でした

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