スッスコスコタロー (ハムスターのリズムで)

スコヤマ「梅雨入りしたのか?

「わかんないね。今日は雨」
スコヤマ「4月、5月は何してたんだ?

「忙しく仕事してたよ」
スコヤマ「それでオレの事はほったらかしか

「まあ、結果的にはそういうことになるね」
スコヤマ「いい加減にしろよ!いくら温厚なオレだとしても、たまにゃあ烈火のごとく怒り狂うこともあるんだぜ!

「わーこわいこわい。そんな怒んないで。ハイ、カルボーン」
スコヤマ「なんだこれは?ボリボリ。まあまあうめーな

「カルシウム入りの昔のお菓子だよ。これで怒りを抑えてね」
スコヤマ「ふん!まあ、いいだろう。カルシウムが効いたのか、腹が膨れたのかわかんねーけど、少し落ち着いたぜ

「怒ってもいいことないよ、すこちゃん」
スコヤマ「プンスコだぜ!まあいいよ。カルシウムといえば、こないだ高カルシウムで病院に来てた子いたな

「そうだね。珍しい腫瘍だったね」
少し間をあけます

こちらの画像で鉗子の先端に見えるのは正常な甲状腺です。本来ある上皮小体という組織が委縮して、この画像上では見つけられません

こちらの画像では甲状腺の先端で上皮小体が腫瘍化して肥大しており、白みがかった結節として見られます
スコヤマ「2㎜×2㎜×3㎜のちっちゃい腫瘍だったけど、これが原因で高カルシウムになって、具合が悪かったんだよな

「うん。珍しい腫瘍で今回は取りきれたから良かったけど、取ったらとったで今度は低カルシウムになるから、術後はそっちのコントロールってことになるんだよね」
スコヤマ「まあ、甲状腺腫瘍の時に低カルシウムはよく経験するから対応はできるだろ

「そうだね。でもこんな小さなものでも、体調をひどく崩すから、びっくりするよね」
スコヤマ「山椒は小粒でもってやつか。まあ術後はしばらく預かってたけど、だいぶいい感じになってたな

「うん。このまま元気になってくれるといいね」
スコヤマ「ところで、こないだオレに麻酔かけたな

「あれ?気づいた?」
スコヤマ「あたりめーだろ。なんだ歯石とったのか?

「違うよ。最近おなか緩いから、また内視鏡したんだよ」
スコヤマ「ポリープでかくなってたか?

「ううん。数も増えてないし、大きさも変わらず」
スコヤマ「うんち緩いの嫌だから、早く治せよ

「そうだね、結果待ってからね。」
スコヤマ「最近年のせいか、食べる勢いがなくなってきてな

「そうだよね。私も昔のように食べれないよ」
スコヤマ「大盛り無料とかあんまりうれしくないんだよな

「そうだね。八分目ぐらいがちょうどいいよね」
スコヤマ「まあ、大盛り注文すんだけどな

「うれしくないだけで、結局食べるのね
