ねこのかがやき

スコヤマ「夏っぽい日も増えたな

「そうだね」
スコヤマ「今年の夏は何をしようか?海か?山か?

「仕事だよ.....」
スコヤマ「つまらねー人生だぜ!もっとエンジョイしろよ!人生を

「そんなこと言われても色々大変なのよ。急患の子もいるし」
スコヤマ「オレなんか毎日食っちゃ寝でお腹ばっかり膨らんで困るから少し運動しなきゃな。よし!今年は夏休みは山でトレイルランニングだ

「スコちゃんは10m走ったらもう息上がるじゃない。年取ったらあんまり無理しないことだよ」
スコヤマ「そうだな。食ってすぐ走ったらおなか痛くなるからな。そういえばこないだお腹が急に膨らんだって子が来たな

「そうだね、診断の結果、緊急手術になったんだけど」
少し行をあけます


前日よりお腹が張って、苦しそうとのことで来院。レントゲンで典型的な胃捻転を疑う画像がみられたため、緊急手術の運びとなりました。レントゲンでガスが大量に溜まっており、胃捻転に特徴的なポパイの力こぶのような画像がみられます


手術後の写真です。ガスの量は減少しました

捻転した胃を、再捻転の予防のために腹筋に胃をベルトループ状に縫合をした写真です
スコヤマ「胃捻転か。オレも気をつけなきゃな

「スコちゃんはよくゴロゴロしてるからね。食後に関わらず」
スコヤマ「原因は様々なことが語られていて、色々なことが積み重なった感じで、捻転するんだろうな

「そんな風に考えれらているね。でも、今も昔も胃捻転は緊急性の高い疾患で、すぐに対応しないと非常に厳しい状況になるってのは変わらないね」
スコヤマ「胃は壊死してなかったか?脾臓はどうだった?

「うん。捻転してる時間が長いと、胃が壊死したりするんだけど今回は内出血のみで、捻転を直したらいい感じになったし、脾臓も胃のひっくり返りを直す前は血行が悪い色合いだったけど、直したらすぐにいい色合いに戻ったから、時間的には胃が捻転してそんなに経ってなかったのかもね」
スコヤマ「まあ、なんにせよ良かったな。無事退院したし

「うん。急患の子は大変だけど、対応が早ければいい結果が望めると思うから、なるべく何とかしたいよね」
スコヤマ「捻転は苦しそうだしな。見ててかわいそうだぜ

「お腹ポンポンになるしね」
スコヤマ「オレは普通でもポンポンだけどな。そんでいつもおなかと背中がくっつく状態だぜ

「糖尿じゃないの」
スコヤマ「血液検査はいつも問題なしだな

「いいね。好きなもの好きなだけ食べて、好きな時に好きなだけ寝て。それで健康だなんて」
スコヤマ「病気知らずだからな。オレは。胃にポリープあるけど

「そうだね捻転した子もいればポリープがある猫もいればだね。こないだ内視鏡やったときに特に変化はなかったけど」
スコヤマ「胃にやさしくってことだな

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